再仕込み醤油は、なぜ美味い?

甘露醤油の製法は、「再仕込み」と呼ばれる、非常に手間暇のかかる醸造法です。 しかし、それが、味・香り・色つや・こくなどのすべてにおいて、普通の醤油との大きな違いを生み出します。

甘露醤油の醸造工程  

1.a 麦を煎り、ひき割る
  b 大豆を蒸す
  c 種麹を入れる
  d abcを混ぜる

2.麹を入れて仕込む

3.塩水(もろ味)を加え、櫂で混ぜる

4.熟成させた後、絞る

5.生醤油が出来上がる

 ここまでが、普通の醤油の醸造法であり、この後火入れを経て醤油が出来上がりま す。
 しかし、甘露醤油の醸造はここからが本番。

6.3の工程に戻り、今度は塩水の代りに5で出来上がった生醤油(生揚)を入れて、櫂で混ぜる

7.熟成させた後、絞る

8.甘露生揚が出来上がる

9.火を入れる

10.甘露醤油の出来上がり

そのく、
まろやかなわい。

大豆と小麦を厳選し、麹を造り、その後二年間熟成させる。大規模工場の生産ではない、一般に手造りと言われる醤油は、この長い工程を経て出荷されます。
これだけでも、大変な労力を必要としますが、甘露醤油は、こうして出来あがった生醤油にもう一度麹を加えて、さらに二年間をかけて、じっくりと熟成させます。
こうして、最初の仕込みから出来上がりまでの実に四年にも渡る月日が、「醤油のヴィンテージ」の呼び名にふさわしい、素晴らしい味と香りの逸品を造り上げるのです。